誰もが知っている!?最も有名な犬4選
謎解きアニメ『スクービー・ドゥー』のグレート・デーンや、名作アニメ『わんわん物語』のアメリカン・コッカー・スパニエルなどは、犬の魅力を余すところなく伝えてくれますが、実物に勝るものはないですよね?あのスヌーピーでさえも、かわいいくらいですから(笑)。
犬は、忠実さ、愛情深さ、控えめで無欲で純粋な心を持っていることから、しばしば脚光を浴び、古代からずっと人気のあるペットとして愛されてきました。そこで今回は、歴史上最も有名な犬をリストアップしてみましたので、ぜひチェックしてみてください!
ケアーン・テリアのトト
映画『オズの魔法使い』の中で、ドロシーが犬の仲間に嘆いたシーンを覚えている人はきっと多いかと思いますが、歴史上最も有名な犬の一種であるにもかかわらず、この伝説的な俳優犬の背景を知らない人が多いのではないでしょうか?本名テリーであるトトは、子犬のころに捨てられていたという過去を持っています。幸いなことにもトトは、ハリウッドの非公式ドッグトレーナーをしていた、ドイツからの移民であったカール・スピッツ氏に引き取られました。
無事に里親に迎え入れられたトトは、ジュディ・ガーランドをはじめとする名だたるハリウッドスターたちと共演し、同世代から憧れの的である俳優犬となりました。実は、『オズの魔法使い』で大ブレイクする前に、すでに銀幕の世界を知り尽くしていたのです。
ジャーマン・シェパードのリンチンチン
リンチンチンは、おそらく歴史上最も有名な犬種で、第一次世界大戦中に戦場となったフランスで保護され、米兵のリー・ダンカン氏に引き取られました。
しかし残念ながら、リンティー(リンチンチンの古いあだ名)はさほど長い間、生き残ることができませんでした。ロサンゼルスでの新しい生活をはじめた頃、ドッグショーで12フィートの高さから飛び降りたと噂され、映画制作者の目に留まり、一躍有名になりました。その後、瞬く間にして約30本の映画に出演し、そのうちのいくつかはリンチンチンのために特別に脚本化されました。
ラフコリーのラッシー
長い毛並みが特徴的な犬種ラフコリーの知名度を一気に高めたのは、1940年代から1950年代にかけて大人気となった映画『名犬ラッシー』です。また、主役のラッシーは、歴史上最も有名な犬の一種としての地位を確立しました。もちろん、『ビーグル犬 シャイロ』、『夢見る子犬 ウィッシュボーン』、『ベンジー』など、他にも多くの犬キャラクターが存在しますが、ラッシーほど長く愛されるキャラクターはいないでしょう。映画公開から50年以上経った後でも、ラッシーは1990年代のテレビシリーズや2005年の長編映画で再び描かれ、伝説のラフコリーとしてのイメージが後世にも伝えられています。
実は、ラッシーはメスという設定になっていますが、その役はずっとオスのラフコリーが演じてきました。初代ラッシーは、パルという名の俳優犬でした。1958年にパルが亡くなって以来、ラッシー役はすべてパルの血を引く子犬が演じているそうです。ちなみに、パルは映画『名犬ラッシー 家路』で、共演者であった女優エリザベス・テイラーの2倍の出演料をもらったという噂もあるほど、儲かる家業だったそうですね。
ジャーマン・シェパードのトラッカー
9.11アメリカ同時多発テロが起こった際、300匹以上の救助犬が被害者の捜索にあたり、数キロに及ぶ残骸の中から生存者を探し出し、回収するのを手伝いました。当時、その救助犬の一匹として活躍したのが、ジャーマン・シェパードの英雄犬「トラッカー」でした。
その際、生存者が少ないことに救助犬たち自身が心を痛め、「自分たちの仕事がうまくいっていない」と申し訳なく思っていた様子だったというエピソードが残っています。